『わたくしはこれまで、それはもういろいろな体験をしてきました。だけど自分に対してはつねに逃げるなよと、オレはいまプレッシャーのなかにいるのか、それとも逃げているのか、それをつねに意識して生きてきました。筋肉のトレーニングと同じですよ。その部位を意識していないと強くならないんだ。つねに意識を強くもって立ち向かわないと目標目的は達成されないんだ。だからどうか逃げないで、目標を立てたら、意識して、そこに一歩でも近づくようにして欲しい。
ぜひ挑戦して、そして最後まで粘れよ、自分に与えられた人生だからな、あきらめたらそれで終わりだぞ。粘って、粘って、粘りつづけるうちに必ず道が拓けるから』
(武田 頼政Gファイル―長嶋茂雄と黒衣の参謀」より)