酔いのせい。

会社から帰宅して、ワインを飲みながら本を読んでいたら、ふと悲しくなった。特に理由もなく。ワインの酔いがセンチメンタルな気分にさせるのか、読んでる本がそうさせるのか。
空しいというのが一番近い気分だろうか。なんだか自分の生活が空っぽに思える。読んでいる本に「なべてこの世はラブとジョブ」なんて言葉がでてきた。ラブもジョブもまともに存在していない僕の生活はなんなのだ。そんな問いに誰も答えてはくれない。僕の声は空しく響く。
そんなものの答えなんてないことも僕は知っている。空っぽであっても、ぎっしりつまっていても、毎日は過ぎていく。すべての人に平等に。そう、僕にも。
センチメンタルぶってこんなつまらないことを思うのは、たぶんワインの酔いのせい。悪酔いしたせい。