「戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方」を読む。

誰だって戦争はないほうがいいと思っているし、環境は破壊しないほうがいいと思っているはずだ。だけど戦争とか環境とかの話に触れるのは気が重くなる。それはあまりに先が見えないからだ。あまりに相手がでかすぎて、自分には荷が重過ぎるから。
『何より僕が欲しているのは教養ではない。実際に使うことのできる解決策なのだ。』という著者の言葉通り、この本はより具体的な解決策を提案している。それもよくありがちな僕らの努力を強要するようなものではなく合理的な解決策を。
未来への可能性をこの本は見せてくれる。それは一つの可能性にすぎない。でもその可能性を知ることが「余儀なくされる未来」を「自分の意思で開く未来」にするきっかけになるはずだ。そして何より具体的に動き出すために必要なやる気をこの本は与えてくれる。