「いま、会いにゆきます」を観る。

結構いろいろなところで良い評判だったのですごく期待して観たのだが、まったく良くなかった。
話にリアリティをがなくて、中村獅堂ふんする主人公にまったく感情移入することができなかった。ややファンタジー風味がある話なので当たり前だと言われるかもしれないが、そういう狭い意味でのリアリティのことを言ってるのではなく、その映画の世界を作り上げ、その世界観に没入させてくれるようなリアルさがないということ。主人公の病気のことだとか、息子の通っている小学校の先生の言動だとか、何から何まで、なんかウソくさく感じてしまうのだ。
たぶん現実での中村獅堂と竹内結子のことがあって、観ていてそれがどうしてもよぎってしまって集中できなかったこともその原因の一つにあるんだろうと思う。
一番残念だったのがオチの部分。なぜ「いま、会いにゆきます」という題名がついたのかというのがわかるオチがすごい良いと耳にしていたので、そこのところをものすごく期待していたのだが、いざわかってみても「ふーん」てな感じ。たいしたことないでやんの。
久しぶりにすごく期待をはずされてしまった。残念。

いま、会いにゆきます スタンダード・エディション [DVD]