「夜のピクニック」を観る。

会社帰りに「夜のピクニック」を観に行ったら、映画館に僕一人しかいなくって、なんだかちょっと贅沢な気分。
歩いて、歩いて、また歩く。ちょっと走って、また歩く。一昼夜かけて80Kmを歩ききるという高校の伝統行事「歩行祭」の一日を描く、主人公たちがひたすら歩く映画。
「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、なんでこんなに特別なんだろう?」という台詞があるのだが、ただひたすら歩いているのを見ているだけなのになんでちょっと感動的なのだろう。ゴールのところでちょっとうるっときたよ。
一昼夜かけて80kmを歩いたって何も良いことはない。エネルギーの無駄だと言われても確かにそうだと言うしかない。高校時代なんてそんなことの繰り返しで、今思い返すと何だったんだと思うことばっかりなんだけど、こういう無駄で意味もないことが意外と大切な自分の財産になってたりするんだよな。
よい映画だったよ。

夜のピクニック
http://www.yorupic.com/