観覧車を見に行く。

気分転換をしたくて、朝から自転車に乗って観覧車を見に行く。
あいかわらず観覧車はでっかくて、その存在感に圧倒される。朝早いせいかまわりに人もほとんどいなくて、ただただ観覧車だけがそこにあり、ただでさえ日常と離れているこの場所を、一層現実感をなくしたものにさせていた。
僕はその圧倒的な観覧車の存在感をおさめてくて、いろいろな角度からたくさん写真を撮る。観覧車はどこを切り取ってもそれぞれに魅力的で、シャッターを切るたびに僕はますます心を奪われた。そのうちにあこがれにも似た感情が僕の中に出てくるのを感じた。