本としての完成度の高さのこと。

最近、『Life Hacks』という言葉に気になっていて、いろいろなところを見て回ってるんだけど、だいたいどこのページでも「Getting Things Done: The Art of Stress-Free Productivity」という本が紹介されている。

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法

それで日本語版のこの本を読み始めているのだが、まだ読んでいる最中だから内容のことはちょっと置いておくが、とにかくこの本が読みにくいったらありゃしないのである。だらだら訳してそのまんまみたいな感じで、この内容を読み手に伝えようという意思がまったく感じられない。英語版がこれだけ絶賛されているのに、日本ではまったく評判になっていないのもうなずける質の低さ。もったいない。
こういう本を読むと、この間読んだ「すごい会議」の本としての完成度の高さを感じるなぁ。
すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

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読み物としても楽しめるし役に立つ。面白くてどんどん読み進めていくうちに、役に立つ内容が頭にガンガン入っていくっていう本だった。
「仕事を成し遂げる技術」は内容は絶対いい本のはずだから、がんばって読もうっと。

本を読むのを途中で止めるということ。

完成度が低いだけならまだしも、内容も退屈な本をどうするかという問題もある。その答えのひとつをGiving Up On Booksという記事で見つけた。
プロの読書家さんの多くは50ページルールっていうのを決めていて、50ページ読んでも引きがなかったら読むのを止めるらしい。本は頭から読んでいってちゃんと全部読まなきゃ駄目って学校で教えられて育ったこともあって、本を途中で読むのを止めてしまうのに罪悪感を感じてしまうんだけど、それを恐れてはいけないってさ。
僕の場合、読みにくい本は50ページも待たずに大体読むのをやめてしまう。そして一度読むのを止めてしまった本は古本屋に処分するようにしている。思い切って手放してしまえば未練ものこらないし、それにまた読み始めることはほとんどないしね。